今回もまた本のご紹介です。
長年の職場を移動になって、感情に蓋をして新しい職場に適応しようともがいている矢先に
最愛のコンコンを突然に失い
メンタル大崩壊した私がなんとか起き上がって歩き始めるためにしたことは
とにかくネットやユーチューブで調べて、まずは自分が適応障害で間違いがないことを確認し
その治療の方法を探りました。
ほぼすべての情報には「環境を変える(逃げる)こと」と「休養」が必須となっていました。
今となっては結局その道を選んだんですが、
当時はどうしてもその両方を選べなくて・・・
自分が負けてしまうというか、今まで築いてきたものが台無しになってしまうというか、楽な方に逃げる弱いダメ人間に認定される・・・みたいな
いろんな意味で人生が変わってしまうことへの恐怖というか・・・
そもそも、この時はまだ脳みそがちゃんと働いていなくて
体中にドロドロねばねばが張り付いていて、目には分厚いウロコがはりついたまんまで・・・
それでもとにかくコンコンの死を乗り越えて、職場に復帰しなければ・・・
と心理学やら哲学やらスピ系やらの動画を見たり本を読んだりして。
そこで1冊の本に出会いました。
「奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業」
という本です。
ローマ時代に生きたエピクテトスという哲学者の教えを
マンガを交えてわかりやすく理解させてくれる本です。
(とはいえ所々は理解できない部分もありましたが😅)
この本のおかげでコンコンを失ったのではなくて
コンコンが私の元に素敵な時間をもたらして、私もコンコンに素敵な時間をもたらして、
素朴で純粋で幸せな時間を共有して・・・
そしてその時間の終わりが来ただけで、元の状態に戻っただけ。
コンコンも幸せな猫生を送れたし、私も素敵な経験ができたしたくさんの思い出も残った。
お互いがいろんなものを得たんだって。
そう思えるようになりました。
もしかしたら何かのタイミングでコンコンとは出会えなかったかもしれない、
奇跡的に出会えたことに感謝しないとって。
あっ、私は無神論者なので何に感謝するのかはわからないですけど、
何かに目に見えないものに感謝です♪
でもやっぱりコンコンのことを書くときは涙が出てきます。
この涙はなんの涙でしょうか?
まぁ、なんでもいいですね。少なくとも悲しみの涙ではないから・・・
それとこの本でもう1つ私の思考を変えてくれた教えがあります。
自由に至る唯一の道は「我々次第でないもの」を軽く見ることである
簡単に言うと・・・
自分でどうにもならないことは無視して
自分でなんとかんできるものに集中しなさい!
みたいな?←説明下手すぎ💦
私にとってこの教えが
「他人軸」と「自分軸」の違いを意識する大きなきっかけになりました。
昔から自分を俯瞰して(=他人目線で)見て
今の状況を判断したり、自分のすべきことを判断したり。
でもそれって本当に正しいこと?
俯瞰する位置によって私の見え方は変わるから
どれが正しい自分なのかは決められないんじゃない?
全部には合わせられなんじゃない?
でも自分の内側から見える正しいことは1つじゃない?
それを正しいと主張してもいいんじゃない?
こんな感じで少しずつ自分軸に目覚めていきました♪
まぁ、実際にこの辺の境地に至るのはまだまだ先のことで😅
結局中途半端に仕事復帰をしてしまい
さらにメンタルが壊れていくんですけどね😭
奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業 この生きづらい世の中で「よく生きる」ために [ 荻野 弘之 ] 価格:1540円 |
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